東京コミコン今さらレポ、というか推しを目の前に戸惑うオタクの話
あの東京コミコンに、世界で一番好きな俳優さんに会うため行ってきました。来年以降参加される方に参考になるかは分からないのですが、オタクの戸惑いレポートをここに残すので、もしよければ読んでみてください。
東京コミコン2019開催！
今年も開催された世界最大級のポップカルチャーイベント「東京コミコン」。
毎年超豪華ゲストが出演し、数多くの映画ファンたちで大賑わいとなっています。
今年の東京コミコンのゲストは誰？
毎年「今年のコミコンもゲストが豪華だな……」と思っていましたが、今年は「運営大丈夫か？」と思わず心配してしまうレベルで豪華でした。
テレビドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」で人気のイアン・サマーホルダー、
『ロード・オブ・ザ・リング』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』のオーランド・ブルーム、
『マイティー・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース、
『アベンジャーズ』ではハルクを演じているマーク・ラファロ、
『シャザム！』で人気を集めたザッカリー・リーヴァイ、
『ハリー・ポッター』のロン役でおなじみのルパート・グリント、
『シャーロック・ホームズ』シリーズのワトソン、『ファンタスティック・ビースト』では若きダンブルドアを演じ、さらなる活躍を見せているジュード・ロウ……
挙げていくだけで目が眩むような豪華さ。来年以降どうなってしまうのでしょうか……。
ジュード・ロウに会いたい一心でいざ出陣！
何を隠そうこの私、ジュード・ロウを誰よりも愛しているジュード・ロウオタク……
『ガタカ』で心を奪われて以来、『スターリングラード』、『リプリー、』『アルフィー』、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、『ホリデイ』など、彼が出演している数々の名作に何度涙し、笑顔にしてもらったか分かりません。
毎年、ただ「豪華だなぁ……」と眺めていたばかりの私でしたが、「世界一愛しているジュード・ロウが来るのに会いに行かない選択肢はない！！！！！」と決断。チケットを無事ゲットし、東京コミコン2019へと向かったのです。
東京コミコンに初参戦かつ一人参戦！
私がゲットしたのは、東京コミコン最終日である11/24(日)のチケット。
コミコンでは1日に複数回の撮影会・サイン会がありますが、
・11:15～の撮影会チケット
・14:30～のサイン会チケット
この2枚を取り、コミコンへと向かいました。
本記事では、撮影会に関することを中心に書いていきたいと思います。
※撮影会チケット・サイン会チケットとは別に、東京コミコンへの入場チケットが必要なので、来年行く方は気をつけてくださいね！（私は危うく購入を忘れてしまうところでした……）
ちなみに今回は一人参戦。
「初めてなのに一人！？」「ちゃんとジュード・ロウに会えるの？」
コミコンに対する緊張と不安で、前日はよく眠れなかったことを覚えています。
何時までに着いたらいいのか不安MAX
初めてのコミコンでまずはじめに疑問に思ったこと、それは「一体何時までに会場に到着すればいいの……？」ということでした。
私が行く予定の11/24(日)は、10時からスタート。それなら10時に間に合えばいいのか！という訳ではありません。10時に開場してからすぐに始まるステージを確実に見たい場合は、朝の7時前くらいには会場に着いていないと厳しいようです。（困った時はTwitter。前日にかなり調べまくりました……）
一人参戦で始発に乗り朝7時から待つのは、さすがにキツイ……。
すぐに心が折れてしまった私は、最初のステージを見ることは捨てて、ジュード・ロウとの撮影会から行くことに。
そこで再び出てくるのがこの疑問、「結局何時までに着いたらいいのよ？」
ここでまたTwitterの出番です。本当に頼りになりますね。「11時 撮影 コミコン」「11時 撮影 列」などと調べまくりました。すると、「11時台の撮影の人は、その方々専用の列が形成されるよ」とのつぶやきが。しかし一方で、「スタッフの方に聞いてみたら、11時台は普通に並んでくださいと言われた」とのつぶやきも。
どっち？どっちなの？
いくら調べてみても、「23日は入場とは別に専用の列がありましたよ」「行ってみたら普通に並ぶことになった……」のどちらのつぶやきもあるようです。どうなっているんだ東京コミコン。おそらく、その時の状況によって、待機列に対する対応もかなり変わってくるのかもしれません。
「と、とりあえず、撮影が始まる30分前くらいには並んでないといけないみたいだから、遅くても10時過ぎには駅に着くように行こう……」と、少々戸惑いながらも会場へ向かいました。そしてこの判断は大正解だったのです。
会場に着くと、運営スタッフさんが拡声器で何か伝えています。
「11時台の撮影の方は、通常の入場口に並んでください」
(……！！！今日はそのパターンか……！！！)
入場まで最低でも1時間はかかると聞いていた(Twitter情報)ので、私は一気に不安に襲われます。
(なんでこんなゆったりと来てしまったんだ……ジュードと会えるというのに気合いが足りない、いい加減にしろ私、アホかマジで何してるの……)
と思っていたのも束の間。入場口にそこまで人はおらず、サクサクとスムーズに入場していたのです。
どうやら、本来10時オープンのところ、混雑を考慮し9時20分には開場したとのこと(気づいた方もいるかもしれませんが、これもTwitter情報です)。私が到着した10時半頃には、ほぼ待たずに入ることができました。
東京コミコンは、通常よりも早めに開場することが多いようなので、その点も考慮して行動するが吉でしょう。
※10時台の撮影・サイン会の方は、通常入場列とは別に列が形成されるようです。11時台の人の場合はその時の状況によって変わるようですが、どちらにせよきちんと入場できます。安心して会場に向かってください。
撮影会？オタクの妄想じゃないの？
無事に入場できた私は、入場口の真反対にある、撮影・サイン会待機列へと向かいました。
「ジュード・ロウさんの撮影待機列はこちらでーす」とのアナウンスが聞こえます。案内看板を持ったスタッフさんの元へ、人がどんどん集まっていました。撮影・サイン会の待機列は屋外。この日は幸運にも雨が降らず気温も高かったので、かなり救われたのを覚えています。
(ジュード・ロウさんの撮影待機列はこちらでーすって何やねん……ジュード・ロウと撮影？いやいや……え？そんなんありえます？)
コミコン初心者の私、ここに来て「ジュード・ロウと写真が撮れるなど、オタクの考えた都合のいい妄想なんじゃないか？」と不安になり始めました。この時点ですでにド緊張、手がかすかに震えています。
(そもそも撮影会って何……？)
あまりの緊張に知能指数が落ちているのか、撮影会とは一体何が行われることなのかさえ分からなくなってきました。そうです。ここで役に立つのがTwitterです。「コミコン 撮影」と検索し、これまでの撮影レポを復習してみました。
(え……運が良ければハグしてもらえるの？)
(3秒くらいしか一緒にいれない……？)
(ジュード・ロウいい匂い……？)
(ジュード・ロウそんないい匂いなの……？)
(いや、ジュード・ロウどんだけいい匂いするの？)
(みんなどんだけジュード・ロウの匂い嗅いでるの……？)
何故かジュードの匂いに関するつぶやきばかり散見されました。これだけ呟かれるということは、相当いい匂いがするんだろうな……自分がかなり気持ちの悪いオタクであることに気付いたところで、屋外の列から屋内に案内されました。
屋内に入ってからは、緊張のあまり吐きそうな時間が続きました。一人で並んでいるため、緊張を和らげてもらえる相手もいません。
(ジュード・ロウと写真……やばい。やばすぎる。もう分からん。ワケが分からん)
(どんな匂いがするんだろう……)
屋外では15分ほど、屋内では30分ほどは並んだような気がしましたが、終始このようなことを考えていました。
とうとうジュード・ロウとの写真撮影！！！
撮影列はまるでディズニーランドのように何度も折り返していますが、とうとう最後の折り返しになり、用意されているカゴに自分の荷物を入れます。この際、スマホを持っていくことはできないので注意しましょう。手に持てるものは、チケットのみです。
荷物を入れ、チケットを確認してもらうと、撮影ブースに入ることができます。この時にはすでに心臓が口から半分ほど出ていたかもしれません。ブースには10人ほど入ることができるのですが、入るとすぐにその撮影風景が見えてしまうからです。
(ジュード・ロウがそこに立っているーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！)
(この世の奇跡がそこに立っているーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！)
(夢！！！！！？？？？？都合のいい夢！！！！！？？？？？オタクこじらせすぎたのか！？)
混乱でもうこの時には心臓が口からどこかに飛んで行ってしまっていたと思うのですが、混乱している暇もないほど撮影はサクサクと進んでいきます。
時間が押してしまっているのか、スタッフさんの焦り、せかせか感がすごい……
しかしジュード・ロウ本人は、一人ひとりの目を見て会話し、そっと肩を抱き、帰り際にも何か伝えています。
ジェントルマンすぎる……ジェントルマンすぎるよ！！！！！
すでにこの時点で泣きそうになっていましたが、迫り来る自分のターン。
私の前に並んでいた方の撮影が終わると、スタッフさんにすぐ背中を押されました。
「はい！行って！ジュード・ロウのところに飛び込んで！！！」
というような勢いがあったことを覚えています。
(え！？もう！？心の準備が！！！！まだ！！！！全然まだ！！！！！)
と思った瞬間には目の前にジュード・ロウ。
ジュード・ロウ：Hi, How are you?
(顔が！！！！！！世界一美しい！！！！！！！！)
ただのオタクの私：I love you...
(I'm awesomeって答えるつもりが、思わず愛が溢れてしまった！！！！！！！！恥！！！！！！)
ジュード・ロウ：Thank you~~~!C'mon!(ここでぎゅっと抱きしめられる)
(え！！！！！めっちゃ近い！！！！！！何これ！！！！！！何これ！！！！！)
カメラマンさんが"Ready?"と言ったらすぐに撮影。私はワケも分からず、写真撮影なのに全く笑顔になれませんでした。戸惑い100%って顔でした。この状況できちんと笑える人、心から尊敬します。
ジュード・ロウ：Nice to meet you.
ただのオタクの私：I'm so happy to see you.
ジュード・ロウ：Me too!
という流れで、ジュード・ロウとの撮影会は終了しました。
今思い出しても、こじらせオタクの妄想じゃないよね？と思うような出来事です。
ちなみに、ジュード・ロウの匂いは分かりませんでした。緊張と戸惑いと溢れる愛で、匂いにまったく気付くことができませんでした……。どんな匂いだったんだろう……。
撮影が終わるとすぐに、プリントされた写真を受け取ることができます。テーブルの上に写真が並んでいるので、その中から自分の写真を探しましょう。
実際に写真を見ると、ちゃんと現実だったんだ……と実感が湧いてきました。
その途端、世界で一番大好きな俳優さんと、一生に一度も会えないかもしれない人と、
会話することもできたし、一緒に写真を撮ることもできたのか……と、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。オタク人生に悔いはなし。素晴らしきかなこの世界。
実際にお会いしたジュード・ロウは、まるで色気が服を着ているかのようなセクシーさ。そしてとにかく美しい。一方でとても優しく、真摯にファンの愛を受け止めてくれていて、この人をずっと好きでいてよかったと心から思いました。
覚えておきたい撮影会の注意点
こうして私のジュード・ロウとの撮影会は幕を閉じたのですが、一点だけ少し後悔したことがあります。
それは、ポケットのある洋服を来ていなかったこと。
荷物をカゴにしまう際に着ていたコートも脱いでしまっていたので、私はワンピース一枚で撮影に臨みました。しかし、チケットの確認が荷物を置いた後にあったため、チケットだけは持っていなければなりません。
入り口付近でチケットを確認してもらえるのですが、ポケットのない服を着ていると、確認してもらった後にしまえる場所がありません。片手が塞がった状態です。
先ほどの写真の私の左手をよく見ていただけると、固く握り潰されたチケットが見えますね……。せっかくの記念のチケットがしわくちゃになったことも、まとめていい思い出にしようと思います。
来年以降、東京コミコンの撮影に行かれる方は気をつけてください。
【まとめ】東京コミコンはマストで行くべき神イベントだった
ここまで長い間オタクの戸惑い具合をレポートしてきましたが、どれだけ素晴らしいイベントだったか伝わったでしょうか。
もう皆さんお分かりのことかもしれませんが、もしも大好きな俳優さんがゲストとして出演するのであれば、意地でもチケットを確保して会いに行ってください。
仮にチケット戦争に負けてしまったとしても、諦める必要はありません。
当日になって撮影・サイン会のチケットが追加販売されることがあるので、最後まで望みを捨てないでください。
しかも、会場にいたら急に俳優さんが現れて近くを通り過ぎていった、なんてこともザラにあります。(実際私が行った日も急にジュード・ロウが現れたので、人にもみくちゃにされながら眺めていました……)
- 大好きな俳優さんに実際に会うことができる
- 大好きな俳優さんに直接思いを伝えることができる
- 大好きな俳優さんとの思い出を形に残すことができる
こんな素晴らしいイベントだったのか、と改めて思ったオタクでした。
それにしても、どれほど有名になってもファンとの交流をやめないでいてくれる俳優さんたち、どれだけ素晴らしい方々なんでしょうか……。
遠く日本まで来てくれた豪華なゲストたち、そして運営の方々に、心からの感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。
来年のゲストは誰になるのか、今年が豪華すぎたので不安ではありますが、
きっと素晴らしい3日間となるのでしょう。
最後にこれだけ言わせてください。
不安な一人参戦の場合、Twitterめちゃくちゃ役に立つーーーーー！！！！！
でも来年は、誰かと一緒に行きたいーーーー！！！！
……自分の願望を叫んでみたところで、終わりにしようと思います。
ここまで読んでくださった皆さまに、幸あれ。
